アムドの南

中国青海省東北部チベット文化圏を中心にした旅の記録です

中壌塘 ザムタン・ゴンパ

 

あまり来た人の話は聞かないけれど、ここはおすすめです!
少し行きにくいのでバスターミナルの時刻表を。けっこう大きな街までバスはある。

 

昨日の帰りの車の中で、明日はゴンパに二つ行きたいと言うと、500元でどうだと言うことになり8時30分に待ち合わせ、同じ運転手で出発した。

 

北東へ50キロ、1時間半ほど走り右に曲がり細い道を行く。
いきなり用水路ができていて新しい街かと落胆するが、細長く草原が続き、村落がいくつも点在し美しい。
そのうち小さな国の王様のお城のような感じでゴンパの建物が見えてくる。

薄い雨の中、村の中心に駐車する。
いそがしく動く運転手が、次々と見物先を連れ歩く。

チベット人は、いつも三重にして腕に巻いている数珠を、寺に来ると左手に持って歩き仏像を拝む。

中心のお堂、少しけばい。

新しくキラキラしているが、光の具合がちょうどいいのかとてもきれいだ、タンカも美しい。

お堂を見守りながら二人の坊さんが、小坊主にお経を教えていた。

もう一人小坊主が入口のわきでお経を暗唱している。

成都から来たと言う若者四人と一緒になったおかげで、お坊さんがお堂の戸を開け、上に登らせてくれた。

一緒になった成都から来た四人。いちばん左は私の運転手、隣二人は四人のチベット人ガイド。

お堂の一番上、まだ工事中だ、お経の倉庫のようだ。

戸棚にお賽銭を押しこんである。

お経の版木が無造作に積んであった。

 

ガイドブックにはゴンパが三つあると書いてあったがよくわからなっかった。
見物する所はそんなにあるわけではないが、なんとなくおだやかできれいな所だ。
小さな桃源郷という感じだ。ここでキャンプしたら楽しいだろうなあと思った。

香格里垃2として売り出したらどうだろうか、ホテルを造らずにキャンプ場のあるゴンパとして。
成都からたくさんのくマイカー観光客が来ている今、中国にキャンピングカーブームが来ること間違いないから。でも中国人はゴンパには興味ないみたいだけれど。

 

また忙しく車に乗り村を後にした。