アムドの南

中国青海省東北部チベット文化圏を中心にした旅の記録です

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

同徳→瑪沁

「瑪沁(大武)」行きのバスはなぜか一日おきにある、今日はあると昨日曲什安へ行った運転手が言っていたので、早く起きてバスターミナルへ。 ぶじバスに乗る、6人しかいない。 窓の外で誰かがニコニコしている、よく見たら昨日の運転手だった、手を振って別れる…

「同徳」の盆踊り

食事も終わり、すごい発見だと一人興奮して店を出た。 ホテル目指して歩いていくと、どこからか音楽が聞こえる。よく見るとホテルの隣の広場でみんなで輪になって踊っている。なんだろう? 近づいてみるとチベット人のようだ。 見物しているチベット人の女性…

「ズルズルズル」美しい響き

「同徳」に着いて「曲什安」に行く前のことだ。ホテルの部屋で荷物の整理をしていると誰かがドアをノックする。 開けてみると体育会系の男が二人立っていた、公安だ。ホテルが通報したみたいだ。パスポートを出せという、しばらく見てから返してきた、どうやらO…

曲什安の黄河大橋

「星宿海」から流れ出た黄河は、「瑪多」の街にたどり着いてからアムドの大地を縦横無尽に流れ下る、というか複雑に入り組んだ山々に行く手をふさがれ蛇行をかさねて、蘭州の街に流れ着く。 その流れを見ることができるいくつかの街を訪ねるというのも、今回の旅…

イエローポピーの群生

「沢庫」は標高3500mくらいある、「同徳」までの道は平原が続いている。もし標高が低かったらこの辺りは大都会になっていたかもしれない。 平原といっても丸い丘がいくつも続いていて遠くが見渡せるわけではない。 丘はすべて緑の草でおおわれている、まるで緑…

同仁→沢庫

乗り合いバスはもう満員だった、ニャン君が乗り合いタクシーを見つけてくれた。すぐに人が集まり発車した。 ホームステイ代は200元くらいでいいですよと旅行社の人は言っていたけど、楽しかったから300元渡しといた。 車は進むアムドの大地を。去年も通った…

さよならニャン君

六時ごろ目が覚める、おじいさんがお祈りをしている。庭を回ったり、炉で香をたいたり、仏像に祈ったり30分近くやっていた。私に部屋をゆずり外のベットで寝ていたニャン君が、洗面器に水を入れ運んできてくれた。そして問題のトイレタイムだ。がまんしよう…

チベットの家庭料理

食事の時間になった、たくさん運ばれてくる。モモ、バター茶、ツァンパ、大きなパン、スイカ、そしてビール。その後ヨーグルトとうどんのような麺も出た。 残念ながら、ツェタンさんの所で食べたせいかあまり食べられない、ずいぶん残してしまった。 大きな…

ニャン君の家族

ニャン君のおじいさん、63歳だ。 おじいさん夫婦は三人の男の子をもうけた。長男はニャン君の家の裏側にくっついているもう一軒の家に住んでいる、こっちが本家かもしれない。そして息子が結婚して一緒に住んでいて、小さい男の子と女の子がいる。 二男は坊…

同仁・ニャン君の家

不安を乗せてタクシーは街の通りを北に向かう。15分ほど走ると左に曲がり村の中に入っていく。ある家の入口で停まった、少し下ったところに門があり、子供が遊んでいた。 運転手が声を張り上げるとチベット犬が吠えだしおばあさんが出てきた。どうやらここが…

ノルツォさんの兄

やっとアムドに出発だ、「同仁」へは二時間もあれば着くと思っていたが四時間近くかかった。ゆっくり出たので昼過ぎていた。 バスターミナルは街の中心近くにあるが、低い所にあり荷物を持って坂を上がるのがきつい。街は全く木がないような印象でなんだかさみ…