進歩のない僕とATM
まずは金をおろそう。街の中心「大什字」でバスを降り近くの中国銀行のATMへ、去年問題を起こしたところだ。700元おろそうとしたが、またもや金が出ずに支払証明書だけが出てきた。
いったいどうしたんだ、係の男に聞いてみると、いろいろ説明してくれるがよくわからない、結局去年と同じように旅行社の人にお世話になることになってしまった。
去年と違っていたのは二人の女性の新入社員がわざわざ本店まで来てくれたことだ。一人は日本人もう一人はチベット人、二人ともきれいだ。こうゆうのも不幸中の幸いというのだろうか。
結局わかったことは、最初に行った中国銀行の支店のATMのコンピューターが壊れていただけのことだった。
西寧の東西大街に700mくらいずつ離れて並ぶ三軒の中国銀行のうち、まん中のATMは、私とどうも相性が悪いようだ。もう絶対に入らないと心に誓った。
これからの旅先の街には中国銀行がない、少し心配になってかなり多めに金をおろした、ところが途中で出なくなった。実は機械の中にもうお札がなくなっていたからだった。
お札がなくなっても行員が補給に来ないのだ、本店のATMだというのに。最後だったせいで出てきたのは50元札ばかりだった。これから先、お金の入っていないATMにあたりませんように。
ついでに日本人の旅行者が減ったせいか、ATMの日本語案内はなくなった、去年はあったのに。いやがらせか? なんて。
こうして西寧二日目は暮れた、せめてものなぐさめは、宿の近くで食べた夕食がうまかったことだ。
西寧にあるイスラム寺院、正直つまんない。中国のイスラム寺院ならカシュガルのエイティガール寺院がおすすめ、少し遠いが。あとは北京の牛街の寺院の建物もけっこう楽しい、立て替えてなければいいが。