アムドの南

中国青海省東北部チベット文化圏を中心にした旅の記録です

アムドについての新情報

 

「西蔵チベット旅行社」、市内からバスに乗り東のはずれ、終点近くで降りると広場の一角にあるビルの三階だ。

日本人と地元チベット人を対象にしているので日本語は全く問題ない。今日は明日の「同仁」でのホームステイの確認に来た。

ところが忘られていた、チベット人は簡単な事の約束は簡単に忘れてくれる。でも本当に簡単だった。

大丈夫ですよこれから私の兄に電話を入れときますから、明日同仁についたらここに電話してください。日本語ペラペラのノルツォがいう、それでOKだった。

 

旅行社は5時閉店。一時間ほどいろいろ話をして、帰宅するみんなと一緒に旅行社を後にした。その時聞いた新情報は三つだ。

①新しいチベット街がつくられている。
バスターミナルの周りをチベット街を探して歩いたといったら、あそこはほとんど建て替えられていてもうすぐなくなるそうだ。代わりに市内の東の方に新しいチベット街がつくられるらしい、ノルツォさんが楽しそうに言うから、楽しい通りができるのかもしれない。

②「玉樹」への新しい道
西寧から地震で有名になった玉樹まで、新しい道路がつくられていて、もうすぐ完成らしい。今までかなり時間がかかっていたが、朝出れば夕方には着くらしい。マトゥは通らないらしい、ルートはよくわからない。これができれば、成都→康定→甘孜→玉樹→西寧のカム横断旅行が楽になる。

チベット自治区へ一人でも行けるようになった
一時期、同国人五人が集まらないと取れなかったパーミットが一人でもとれるようになったらしい、もちろんガイド付きで時間がかかるが。5月に三人も送り出しましたよとノルツォさんがいっていた。日本人なら五人まとめるのは簡単だが、白人が五人以上で旅しているのはほとんど見たことがない、たいてい二、三人だ。中国政府も観光客激減で考えを改めたのだろうか、しかしまた変わる可能性もある。

 

旅行社を出て「水井巷」に向かった、夕飯の買い出しのためだ。豚足好きの私は日本で時々買ってきてはゆでてたれをつけて食べているが、ここには味をつけて煮込んだ豚足が売られている、頼むとでかい包丁で細かくたたき切ってくれる。

   味はまあまあだが、夫婦の対応が実に感じがいい。

 

しかし今日は急に鴨の紹興酒煮込みが食べたくなってしまい買ってしまった、丸ごと一匹20元だ。それとキュウリとトマト、青島ビール2本。


宿替えした大什字近くのホテルで、シャワーをあびるまで冷やしておいて、テレビを見ながら夕飯にした。